機能性表示食品について2020年までの動向から考える

機能性表示食品と言われても、どのくらいの商品があるのか、どのような効果が期待できるのかイメージがわかないという方もいます。そこで2020年までの機能性表示食品の動向と今後の広がりについて考えてみましょう。

実際にどのような機能性表示食品が流通しているのか把握し、成分や効果から自分に合った商品を見つけることが大切です。

機能性表示食品とは、事業者側が食品の安全性や機能性などの科学的根拠を示したものです。科学的根拠などの必要な事項を消費者庁に届け出して受理されることで、機能性のある食品と表示して販売することが可能です。特定保健用食品のように国が審査を行うわけではありませんが、効果があることの根拠は事業者側が責任を持って公開しています。

消費者側がどのような機能があるのか科学的根拠を見られるため、安心して購入できるのが機能性表示食品におけるメリットの1つです。

機能性表示食品の制度は2015年に始まったものなので、数は少ないというイメージを持っている方もいるかもしれません。実は機能性表示食品の届け出数は、2020年末の時点で3700件を超えています。表示される食品の種類が増えたことによって、消費者の機能性表示食品の認知度も高まっています。

認知度の高まりとともに、美容健康食品市場では、機能性表示食品かどうかという点を商品選びのポイントにする消費者が増えてきています。消費者が機能性表示食品を好んで購入するようになると、事業者側も多くの商品を機能性表示食品として販売しようと研究や開発に力を入れるかもしれません。

そのため2020年までに3700件を超えた機能性表示食品ですが、今後さらに増える可能性もあります。

2020年までの動向において、どのような事業者が機能性表示食品を販売しているのでしょうか。実は届け出を出している事業者は、大手企業だけではなく中小企業も多く見られます。農業協同組合や個人で届け出を出している場合も見られます。

さまざまな企業などが届け出を出しているものの、大手企業の中には1社で80品目以上の機能性表示食品の届け出が提出されているところもあります。機能性表示食品の届け出を出すためには、機能性や安全性の科学的根拠の提出が必要です。

科学的根拠を示すための研究や臨床試験を行う必要があるため、規模の小さい事業者だと1度に何件も届け出を出すのは難しくなります。2015年に始まった制度で2020年までに多くの届け出が出せるのは、研究環境が整っている大手企業だからできることです。

機能性表示食品の数が増えて注目度が高まったことで、中小企業も研究や臨床試験に力を入れて、機能性表示食品の販売を目指す事業者が増えるかもしれません。

機能性表示食品といっても、実際にどのような成分が含まれているかは商品ごとに違いがあります。成分ごとに期待できる効果にも違いがあるため、実際に購入する際は配合されている成分の確認が欠かせません。2020年までに販売されている機能性表示食品の成分では、GABAが多く使われています。

GABAは精神的なストレスを緩和させる効果が期待できる成分で、サプリメントやチョコレートなどのGABAが配合された商品が販売されています。ほかにも食後の血糖値上昇を抑える働きが期待できる難消化性デキストリン、血中の中性脂肪値を低下させ記憶力を維持させる効果が期待されるDHAなどの成分が配合された機能性表示食品が多く見られます。

さまざまな効果が期待できる異なる成分が配合された商品が販売されているので、自分が求める効果別にどのような商品を購入するか考えていきましょう。

サプリメント選びの基準となる機能性表示食品かどうかの違い

機能性表示食品は、どのような効果が期待できる商品かとパッケージに表示して販売することが可能です。ではどのような効果があると表示している商品が多く見られるのでしょうか。2020年までの商品の動向で考えた場合、特に多く販売されているのが中性脂肪に関する機能です。

また血糖値の上昇を抑える効果や、疲労感の解消効果が期待できる機能性表示食品も多く販売されています。さまざまな種類の効果が期待できる機能性表示食品が販売されているため、自分の悩みの症状に合わせて商品を選ぶことが可能です。

例えば体型が気になるという方でも、中性脂肪のほかに、内臓脂肪を減らす効果が期待できる商品もあります。BMIの改善効果があると表示しているケースもあるので、自分がどのような形でダイエットしたいのか考えて購入する機能性表示食品を選ぶことが大切です。

機能性表示食品のプレスリリースと届け出の撤回

機能性表示食品で表示されている機能は、効果に加えて特定の体の部位について触れているケースも見られます。2020年までに販売された商品から考えた場合、体の部位で表示されていることが多いのはお腹です。お腹周りの体型が気になる方や便秘で悩んでいる方が多いことが影響で、機能性表示食品の表示においてお腹について触れている商品が多くなっています。

ほかにも肌に関する効果について触れている商品も多く見られます。さらに目や骨、ひざなどの部位の効果に触れているケースも見られます。

2020年末の時点で3700件以上の届け出がある機能性表示食品ですが、自分が求める効果や特定の成分が配合されている商品を探すのが大変というイメージを持つ方もいるでしょう。

お店の売り場に行って探そうと考えても、多くの商品が陳列されていると自分に合った商品を探すのに時間がかかってしまいます。そこで自分に合った機能性表示食品を探したいのであれば、検索機能を活用しましょう。機能性表示食品を検索したい場合には、消費者庁のサイトに掲載されている機能性表示食品の届け出情報検索が活用できます。

検索する際には、食品の区分や原材料名、さらに成分名などの視点から自分に合った商品を探せます。また期待したい効果に合わせて商品の検索ができるのも特徴の1つです。例えば中性脂肪が気になる方は、検索時に表示しようとする機能性の欄に「中性脂肪」と入力することで、気になる症状別に効果が期待できる機能性表示食品を探せます。

2020年までに機能性表示食品は、3700件以上の商品が届け出を出しています。届け出を出した商品が増えることで機能性表示食品の認知度も高まり、今後も届け出を出す商品が増える可能性があります。また機能性表示食品に配合されている成分の種類は多く、期待できる効果にもさまざまな違いが見られます。

自分が求める効果が期待できる機能性表示食品の情報を調べたいなら、消費者庁のサイトから検索することが可能です。